プラスチック製

mauo2008-08-17

プラスチック製の洗面器とポット。
エチオピアの地方の町や村、アジスアベバの貧民街にある宿の各部屋には必ずこの1セットが設置されていた。
そう。室内トイレ付きなのである。
使用方法は洗面器に向って用を足し、部屋の中に放置し、チェックアウトする。
(あらかじめポットに入っている水は用後、洗面器に注ぐ為のものなのか手洗い用なのか。聞いた事ないから知らない。また、ポットのかわりにペットボトルの場合もある)
かといって宿にトイレがないわけではなく、中庭に穴を掘っただけのトイレはある。
しかし、地方では毎晩12時頃から朝まで電気が停まる。
電気の通っていない、星がキラキラ輝く早朝に出発する事が多いエチオピア。寝起きに真っ暗な中庭を歩いて真っ暗なトイレに行くのはとっても億劫なのだ。(そもそもトイレに電気は無いし)
そんな時に役立つのがこの簡易トイレ。
大きい方はさすがにだけど、歯磨きの際にも利用できる一台三役。
アフリカの人にも見習わせたい仕事っぷり。
慣れてくると大変重宝するもので、エチオピアの次に入国したソマリランドでは部屋にトイレがついていなかったので、朝早く目覚めた時などは大変難儀した覚えがある。

このトイレ、間違いなくこの旅のグッドデザイン大賞。
省エネだし省スペースだし、プラスチック製なので持ち運びもラク
何より、存在その物になんともいえない味わいがある。
日本の生活でもこれがあったらいいなぁなんて決して思わない。
いるかいな、こんなもん。