ソマリア沖(その3)

エチオピアからソマリランドに入国。ボーダーから首都のハルゲイサまで一台のランクルに15、6人押し込まれて向かう。ソマリランドに舗装された道なんてなくずっと道なき道をガタガタと、そのうえアリクイや他の野生動物なんかが草原を駆けめぐりまるでサファリパークのよう。ソマリはムスリムの国なのでお祈りの時間になると皆、車を降りてメッカに向かってお祈り。ハルゲイサには夜の9時に到着。宿泊したオリエンタルホテルは相当クラスの高いホテル(広いレストランには噴水がある。だけど水シャワー)。宿代は42,000ソマリランドシリング(約7ドル)。ソマリランドの最高額紙幣は500シリングなので一泊につき84枚の紙幣を出さなければいけない。(2、3泊分をまとめて払う時はとても辛い)
ハルゲイサに着いてすぐ次のジブチの情報を入手。ジブチでは長居せずその次に行くエリトリアビザを取得したらすぐに立ち去る予定だった。だけど在ジブチエリトリア大使館でのビザ申請は毎週水曜日にしか受付けてくれないらしく、また、この時期12月はイスラムの祝日やクリスマス休暇(イスラムの国なのに)などが各水曜日と重なっており大使館は休館。年内のビザ取得は不可能となり、またこの12月からエリトリアへの陸路入国が禁止されたという事もわかりジブチエリトリアは断念。ソマリランドからイエメンに直接渡ることにして港町ベルベラへ。しかし、ソマリランドに長距離バスや鉄道などはなくISUZUのトラックの荷台にタンスや飛び跳ねるニワトリと一緒に積まれてサファリパークの中を8時間かけてベルベラへ向かった。