ナゴルノ・カラバフ共和国

3月7日18時のバスでイスタンブールを発ち、今日の16時、ナゴルノ・カラバフ共和国の首都ステパナケルトに到着。
イスタンブールから同じバスに乗っていたアルメニア人夫婦と行き先が同じだったという事で意気投合、バス、タクシー、ミニバスの乗り継ぎがうまくいきすぎてイスタンブールから45時間ぶっ通しの移動に。
なぜ、そこまでしてステパナケルトに来たかったのか。それは、"我らの山"像を見たいが一心。

そもそもナゴルノ・カラバフ共和国とはアルメニアアゼルバイジャンの間に位置し、この地域、以前まではアルメニア系住民が大半を占めていたにもかかわらずソ連時代にはアゼルバイジャン自治州とされていた為、ソ連崩壊前からアルメニアへの帰属運動が活発化。ソ連崩壊後、ナゴルノ・カラバフ共和国として独立を宣言。先日訪れたモルドバからの独立を宣言した沿ドニエストル共和国同様、アゼルバイジャンとは戦争に発展。
独自の国旗や切手があり、入国にはVISAが必要だけど、アゼルバイジャンの土地にあるアルメニアのみに承認された国家。
ナゴルノ・カラバフ共和国の国章として、またVISAにもデザインされているこの国のシンボルこそが"我らの山"像。
("我らの山"像は1967年の作品)

感動した。まぁ、それが良いものであったのかそうでなかったのかは別として、"我らの山"像を見る事ができて本当によかった。