快適な移動

今日、京都から東京へバスを使ってやってきた。
普段なら移動の際、宿代がかからぬよう夜行列車や夜行バスがあれば必ず利用してきたけれど、東京では宿代の心配がいらないようなので昼間のバスでもかまわない。
今回の移動、東京までは8時間もあれば着いてしまう。
で、日本のバス。えらく快適。
道なき道など無く真っ平らに整備されたきれいな車道。2、3人しか乗客がおらず満席になっていなくても時間通り出発し、パンクやエンジンの故障も全く無いので途中何時間も立ち往生する事も無く、安全運転なので横転する心配の無いバス。たいていの人はノミやダニを全身に飼っていないので隣の席にどんな人が座ってもノミやダニをうつされる事も無く、空調があるので暑すぎて窓を開けてしまい悪霊が入ってくるだろがと言って怒られる事も無い。清潔なうえタダで使えるサービスエリアのトイレ。山賊に襲われる心配も、爆発物検査の検問も、牛やラクダの大群に道をふさがれる事も無い。そんなのなので乗客が飲み干し空になったペットボトルをもらう為にひたすらバスを追いかけてくる子供たちや、裸族のオッサンが唐突に踊リ出す光景を目にすることも無い。
と、思いつくまま書いてみたけれど移動について思い浮かぶのはほとんどエチオピアでの事ばかり。相当過酷。
でも喉元過ぎれば熱さ忘れるで、当時は笑えないほど辛かったエチオピアでの移動も、過ぎてしまえば楽しい思い出となり、気付けばそれを欲していたりするからおもしろい。