春 

3月28日/満開の桜には少し遠く、太陽が雲で隠れると結構肌寒いけれど和田堀公園では春の訪れを待ってましたとばかりに沢山の人がパーティーしてる。僕達はこじんまりと10名ほど。アメリカ人とかドイツ人とかブラジル人とかオショウとか。各自持参の手料理がとてもいい感じ。日が暮れると友達の家に移り、続々やってくる友達や温かい手料理の数々。久々のこの感じ、嬉しいなぁ。


3月29日/エチオピアで現地のムニエルと一緒に誕生日を祝ってくれたトモさんに誘われて、パキスタンで出会ったソウイチ君と一緒に南米旅行者が集まるという花見に参加。世界一周をしながら各国のマラソン大会に出場し、度々優勝してきた人や、イラン革命時にイラン旅行をしていたという年齢不詳の人、つい最近に南米から帰国した人たちなど15、6人。この日初めて会う人ばかりだけどヨルダン一の有名人サーメル君やエチオピア国民食インジェラの話で盛り上がる。また、各自が手料理持参でバングラデッシュハンバーグにサモサ、キムチにマッコリなんかまで。


4月4日/満開の桜の下、天気も良くて絶好の花見日和。11時過ぎに6人からフライング気味にスタートした花見も18時頃には30人以上に。かれこれ7、8年一緒にやっているメンツ。その中には子供ができたり結婚したり結婚を控えている人たちも。ここでも各自が持ってきた手料理で巨大なビニールシートが埋まっている。魚のマリネ、味噌豚、パン、味噌が塗られた五穀米のおにぎり、鯛飯、桜もち(関西風)など挙げ出したらきりがない。花見の後は近所の飲み屋へ。「ラーメン・餃子・瓶ビール」という節が耳から離れない。


4月5日/近所の沖縄タウンでお祭り。行事には間に会わなかったけれどたまに行く超素敵な飲み屋の前でママが焼いてくれる魚を食べたり隣の店の塩ラーメンを食べたり、桜もちを食べたり、銭湯に行ったり。で、また飲み屋に戻ったり。海を持たない杉並区にあるこのお店。海の街になんて行かなくても、いや、安易に海に行くよりもどえらい魚料理を食べさせてくれる。出るもの出るものにいちいち感動!今までこのお店で一度も料理の注文をした事がない。マスターがこちらの欲しているものを絶妙なタイミングで次々出してくれるから。昨日の花見の飲み過ぎ食べ過ぎで体調は悪かったけどお店を出る頃には見事復活、最後の汁物なんてもう!


4月11日/代々木八幡の飲み屋で友達の誕生日会。出会った時からマーボーと呼ばれていたのにこの日から本名で呼ばれるようになってしまったのはどういうわけだろう。実際、この日以来届くメールは全て本名だ。さて、近所に住んでいるいしざわの辛辣さがここ最近半端ない。ワインをたんと飲んでから近所のカフェ一周年を祝いに移動。ぺぺ・カリフォルニアのライブが行われていて狭い店内は人、人、人。人。


4月12日/FC東京vs鹿島アントラーズのゲームを味スタで観戦。相手はJリーグ2連覇中のアントラーズだけあって試合開始直後にスタジアムに着いたのではイスを確保できるはずもないわけで始終立ち見。昨夜の飲み過ぎで疲れた胃に挽き肉のビーフカレーが効いた。結果は破れたものの内容としては見ていて楽しかった。ゲーム後は飛田給駅前のスポーツバーへ、その後は明大前のスポーツバーへ移動、さっきの東京vs鹿島のVTRを見ながらピクルスと白ワイン。そして沖縄タウンへ移動していつも素敵なマスターとママがいる飲み屋へ。この日も驚きの連続。毛ガニやマグロのねぎま、マグロの皮や骨の髄液。お客さんが持ってきた穫れ立ての筍をその場で刺し身にしてくれたり。たまらん。


ここずっと、美味しい料理を腹いっぱい食べているので腹周りが少し気になってきた。

 あることないこと

トルコとルーマニアの間を結ぶバスがある。間にあるブルガリアは素通り。
モルドバブルガリアの間を結ぶバスがある。間にあるルーマニアは素通り。
トルコとブルガリアの間を結ぶバスもある。隣同士だし。
モルドバルーマニアの間を結ぶバスもある。隣同士だし。
でも、上下に接するルーマニアブルガリアの間を結ぶバスはひとつもない。
そもそもそんなバスがないことは知っていても一応探してしまう。朝4時に。

 海外旅行あるある「ATM編」

銀行のATM、日本では屋内に設置されていることが普通でしょう。
でも旅してきた国のほとんどは銀行の外壁に裸で設置されている。
日本での夜間金庫のような、まさにあのまんま。
だから出金をする時はかなりの警戒をしてしまう。
でもあまりに気を使うのは初めのうちで慣れてくるとそうでもなくなってしまう。
ただ、出金が終わりATMを立ち去る前には必ず「CLEAR」ボタンを連打する。


エチオピアで唯一出金ができるATMはシェラトンホテル内にある一台のみ。

 海外旅行あるある「ボスニア・ヘルツェゴビナ編」

現在働いている職場のビルの防犯を担っている警備会社は"ALSOK"らしい。
非常用ドアの隣にALSOKのステッカーが控え目に貼られている。
なんとそのステッカーのデザインがボスニア・ヘルツェゴビナの国旗にそっくり!
ボスニアの人だけでなく、ボスニア国旗が好きな人がそのステッカーをふと目にしたら二度見どころか三度見すること間違いなし。

 あるお店にて

ブルガリアのソフィアで出会ったタビオヤコが旅行中に描いた作品を展示した「タビオヤコ展」に行ってきた。
母娘二人、1年以上かけて世界一周をしながら描き続けた作品は400点ほどあるとのこと。現地の人たちを描いたものでモデルの人たちの笑顔が素敵だった。
3才で旅を始めたメグちゃんも今や5才。名前も顔も均整良くかけていた。この旅行の中でも印象深かったタビオヤオ。元気そうでなにより。

パキスタンで生死を共にしたソウイチ君と我が家で鍋をした。ソウイチ君は早々に酔って布団で寝てしまったので、ウユニの塩のホテル以来半年ぶりに寝袋で眠った。
電気のないアフガニスタンに通じるカイバル峠を、大雨で道路や橋が潰れ、増水した川を歩いて渡ったり、何時間も歩いて越えた仲なのだ。その後、エジプトのカイロでも再会し、一緒にコシャリを食べに行った。

ホンジュラスで親子丼を作ってくれた元海外青年協力隊のアキコちゃんと会った。当日電話をしたら「協力隊の友達と食事中だけど良い?」と言われ、てっきり女の子の友達なのかと思い込んでいて、下北にあるお店に着いてみたら男だった。
っていうかコスギだった。


(※)"コスギ"とは友達の元彼の小中校時代の同級生の大学時代のサークルの後輩で、何度か顔を合わせた事があった。自分が海外を旅行している頃、彼はジャマイカにいたらしい。